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最強の砥石とは?

「最強の砥石」こう言われた時、皆さんはどう思われるでしょうか?

多くの方は「アルカンサス」と答えるはずです。

間違いではありません、仕上砥石に於いてアルカンサスの「サージカルブラック」が、研磨力最強なのは間違い有りません。では、硬さ(減りにくさ・モース硬度)と言う要素を加えたらどうでしょうか?

実はアルカンサスはそこまで硬い砥石では無いのです。

アルカンサスのモース硬度はおよそ7.0とされていますが、実際の所、6.8~7.0といった所です。

でも、世の中にはもっと硬い砥石が存在します。それが新城翡翠と三河油石です。

新城翡翠は、モース硬度7.9前後有ると考えられており(まだ正式な測定がされていません)、

天然砥石の中では最高のモース硬度を誇ります。ですが、#15000と言う番手の高さで、非常に使い難い上(使える人が殆ど居ません)産出量が極めて少なく、砥石にすると何百万、下手すると1000万という価格になってしまいます。次に硬いのが三河油石で、モース硬度7.0~7.2ほどあります。こちらは愛知県岡崎市で産出しており、普通に販売もしています。性能としては、アルカンサスの「トランスルーセント」とほぼ同等かそれ以上有ります。番手で言うと#5000~#8000前後の物が多く産出しており、

最高で#10000相当の物が見つかっています。市販されている中では最強の砥石は三河油石です。

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